[1] ブリュノの国へ |
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このレポート中、他の方々の話した言葉が出てきます。が、私の理解力不足もしくは記憶力不足で間違ってる部分があるかもしれません。ご了承ください。 |
■ 「ブリュノ・ペルティエを知っていますか?」 ブリュノのコンサートへ行く。 だが、実感は全然わかなくて、行きのエア・カナダの中でさえ「本当にカナダへ行くんだろうか」と思っていた。カナダ東部に位置するケベックへ、東京からは直行便があるが、関西からはない(夏季はあるらしい)。家からモントリオールのホテルまで実に24時間近くかかる計算だ。遠い。関空からバンクーバーで乗り継ぎ、モントリオールへ。乗り継ぎで4時間待ち。 カフェオレもしくはカフェラテを愛飲する私は出発前、カナダにもスターバックスがありますようにと願っていたが、バンクーバーの空港で早々にスタバ発見!よし!・・・と、さっそく入った。だが、量がかなり多い・・・日本の倍はあるんじゃないのか。 カナダは英語とフランス語の二つを公用語に持つ。だが、実際にフランス語圏なのはケベックだけらしく、英語圏のバンクーバー、空港の本屋は見事に英語のものばかり。そんなバンクーバーのスタバで、コンサートの予習、予習・・・とフランス語の歌詞をプリントアウトしたものを引っ張り出し、ブリュノのMDを聞いていた。 頭のてっぺんから足の先まで100%日本人の私がフランス語を眺めているのが珍しかったのだろう、飛行機の見えるカウンター席の隣に座った女性が、私にフランス語で話しかけてきた。 「フランス人?日本人?」「・・・日本人です。」「どこへ行くの?」「モントリオールへ」「まあ、私、モントリオールから来たところなのよ」 ・・・おお!!いきなりケベコワ(ケベック人)に会うとは! 嬉しくなって、ふと、一度聞いてみたかった質問を試みた。「ブリュノ・ペルティエを知っていますか?」 数々の受賞実績から見ても、ブリュノがケベックでは有名だ、と私は思っている。だが、英語圏のカナダ人に聞いてみても知っていた人はほとんどなく、あくまでフランス語圏(=ケベック)限定なんだろう。だが、それだって、実際に確かめられたことはない。だって、私の周りにいるケベコワは、まずブリュノファンだからだ。 やさしそうな彼女は、「知っているわよ、もちろん」と答え、さらに、「彼のこと好きよ」と!おお! 「私、これから彼のコンサートを見に行くんです」と私。そして、「モントリオールのノートルダム・バジリカでコンサートやるんですよ」と付け加えた。彼女はそこでコンサートをブリュノがやる、ということに驚いていた。だって、有名な教会だもんね。 彼女は時間がきてすぐに席をたった。別れ際、「あなた、フランス語お上手よ」と言ってくれた。お世辞でも嬉しい。これならファンオフミでも少しはなんとかなるかな(・・・という私の考えは非常に甘かったことは、コンサートレポのほうに詳述)。なんにしても、いきなりブリュノの話ができるなんて、幸先いいぞ!! モントリオールへの国内線で、なんとおかきが出てびっくり。これが日本への国際線ならわかるけれど、国内線で!帰りの国内線でも出てたから、日常的に出されているものなんだろう。ということは、ブリュノだってきっと食べたことがあるはず。ブリュノ!これは日本の味だからね! |
モントリオールのバリエーション豊かなサンタさんたち |
■ 出だしは快晴
まずは旧市街(オールド・モントリオール)へ。コンサート会場となるノートルダム・バジリカは特段に大きな聖堂ではないが、青く輝く祭壇は、パリのノートルダムのものよりはるかに美しい。私はさほどたくさん教会を見たわけではないが、今まで見た中で祭壇の美しさは一番だった。こういう所で、誰も彼もがコンサートをできるわけではない。すごいね、ブリュノ。 次にケベック市庁舎へ。建物ももちろん美しいが、私の目に飛び込んできたのは、まずはケベックの旗。他の州が州旗を持つのかどうかは知らないが、ケベックではいたるところにこの州旗があがっている。以前ビデオで見たケベックの夏の野外音楽フェスティバルでは、客席でいくつも大きなケベック旗が振られていた。この旗に対する愛情と誇りを感じる。 このゆりをかたどった青い旗は、もちろんすでに私にとっても愛する旗である。いつか、ブリュノが日本に来たら、私もこの旗を振ろう〜と、お土産にケベック旗を買う。 聖ヨゼフ教会へ行った時、駅近くに本屋を発見。ふらふらと入る。日本のポピュラーなコミックスのフランス語版が目立つところに平積みされていて、驚いた。フランス語の勉強に、という名目で「ワンピース」だの「スラム・ダンク」だのを購入。 モントリオールは巨大地下街が有名らしい。オペラグラスを買いに地下街の端から端まで歩くはめになった。観光気分で歩く。
ふと気がつくと、Place des artsの表示が。はっ!もしや、ここはブリュノが(この年の)2月にOSMとコンサートやったところでは!はからずも聖地巡りをしてしまったわ!しかし、とっととオペラグラスを探さねば、喜んでいる暇はない・・・と思ったのも束の間、視界に入ったのはCDショップ「Archambault」!!ここはかつてネットでブリュノのCDを買う時にお世話になったところ。とにかく、思いがけず嬉しい名前に出会って、やっぱりふらふらとはいる。さすがバイリンな国、CDの棚はAnglophone(英語)とFrancophone(仏語)に分かれている。 ブリュノのCDコーナーが一角に設けられていて、たくさん平積みされていることに満足(笑)。 ホテル近くのネットカフェに行く。カナダなのに日本語のフォントがはいっていて、日本語のページも難なく読めるのに驚いた。ブリュノのオフィシャルサイトに書き込みしようとしたが、不成功に終わる。君の国からの書き込みだぞ!と叫んでいたが、どうやらこの時ゲストブックがうまく作動していなかったらしい。無念。 [ページのトップに戻る] |
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Bruno Pelletier Japan --- White, Light, Holy Night 1