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■ 楽器 ブリュノが「Imagine」を歌い終えた時、なぜか友達が私にそれまで言ってくれた言葉が強く浮かんだ。 私がこのケベック行きを決めた時、私にとっては一番古くからのブリュノファンの友人は、「Le Japon arrive!(日本が来る!)」と拡張文字で(笑)書いてくれた。右手を怪我した時には、「早くよくなってね。片手でどうやってブリュノのコンサートで拍手するの?」と言ってくれた。 言葉もろくにできない私に、他のファンのみんなはとても優しかった。日本では入手不可能なブリュノの写真や記事やビデオを送ってくれた。ありがとう、みんな。みんなのおかげで、ここまで来れたよ・・・。 いろんな思いでいっぱいになって、涙が止まらなかった。この夜のコンサートで、何度泣いたかわからないけど、この時が一番たくさん泣いた。 続いてブリュノは、ブリュノ作詞・指揮者シモン作曲の「Ensemble(一緒に)」を歌った。歌詞をわかりきっていないので、あえて内容は語るまい(笑)。でも、やっぱりこれも「愛と平和」のテーマにふさわしい一曲だった。 そして、「最後の曲」とブリュノが言った。もう?もう最後?アンコールはあるだろうけど(しっかり期待)、もう・・・? 最後の曲「Adeste fideles」を、ブリュノは力強く、高らかに歌い上げた。アンコールは「Minuit Chretien」。どちらも、伝統的なノエル・ソング(予習済み)。よかった、とても素敵だったよ、ブリュノ・・・!! こんだけで終わるってことはないよね・・・?などと期待しながら、アンコールの拍手をしていると、ブリュノは「もう用意した曲は全部歌っちゃったんだ・・・」と言った(笑)。でも、録音として完成度を高めるために、と「Sainte Nuit」と「Ave Maria」をもう一度歌ってくれた。 舞台を見下ろす形の遠い席からだと、ブリュノの姿は後ろのオーケストラのミュージシャンたちと溶け合って見えた。ああ、ブリュノ、あなたは楽器なんだ。あなたの声は世界で一番美しい楽器だね・・・。 コンサートは終わった。 でもまだあともう一度同じ曲を、同じ声を、ブリュノを聞けるんだ・・・と思うと、嬉しかった。 [ページのトップに戻る] |
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Bruno Pelletier Japon --- Bruno, Bleu, Basilique 4