[1] モントリオール到着 

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[2]   バジリカにて [5]   邂逅
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このレポート中、他の方々の話した言葉が出てきます。が、私の理解力不足もしくは記憶力不足で間違ってる部分があるかもしれません。ご了承ください。



■ ブリュノのコンサートへ行く

 今回のコンサートは、アルバムのツアーコンサートではなく、単発的なもの。モントリオール・シンフォニー・オーケストラとノートルダム大聖堂(ノートルダム・バジリカ)で行われるノエル・コンサート。
 チケットが発売されるとアナウンスがあった時、そのうちツアーコンサートも始まるだろうな、とは思ったけれど、とりあえず「行こう!」と思ってから初めて発売されたのが、このコンサートのチケットだった。少し迷ったけれど、ブリュノの声、大聖堂、オーケストラ、そしてクリスマス。舞台設定はばっちりだ(笑)。しかも、場所はモントリオール、ガイドブックに会場となる聖堂も載ってるから、なんとかたどり着けるだろうし。よし、チケットの予約だ!

■ まずは予習

 通常のコンサートなら、ソロアルバムの曲を歌うから聞きなれた曲ばかりだろうけど、さてさて、クリスマス・ソング。もちろん日本にも有名な曲はいっぱいあるけど、まずはフランス語だとどういう歌詞になってるのか全然わからないし、そして日本では知られてなくても欧米では有名な曲もあるだろうし。仏語をすんなり聞き取れるなら問題も少なかろうけれど、それも難しいし(泣)。どんな曲を歌ったってブリュノの声の素敵さに変わりはないだろうけど、ほとんどが知らない曲だったらちょっと悲しいかも・・・。
 そう思って、コンサートの1ヶ月ほど前に、ブリュノのオフィシャルサイトのゲストブックで「ブリュノはどんな曲を歌うと思う?」と書き込みしてみたら、親切に「確証はないけど、私はこういう曲じゃないかと思うわ。」と希望をこめた(笑)リストを送ってくれた人がいた。もちろん、そのほとんどが私の全然知らない曲。助かったわ〜〜。それを元にいろいろ検索をかけてるうちに、ノエル・ソングとして頻繁に出てくる曲名もある程度つかみ、4枚のノエル・アルバムを注文。

 直前になって、コンサートのリハーサルを見たらしい人の書き込みがあった。ブリュノが歌った曲目もいくつか書かれていて、その中には私は全く知らなかったけど、購入した予習用ノエルアルバムの中にはいってた曲もあって、「おお、予習大正解!」という感じ。
 そして、もう一つ、私の大好きな曲「Quand les hommes viveront d'amour(人が愛に生きるなら)」も書かれていた。これはノエルソングじゃない。でも、以前ブリュノが歌っているのを聞いたことがあって、歌詞の全部はわからないけど、とてもブリュノに合ってる曲だなあと思ってた。だから、これを歌うとわかった時、すごく嬉しくて、そしてそれまでいまいち「ブリュノのコンサートに行く」という実感がなかったのが、突然熱いものが沸いてきた。これから、私はあの声を聞きに行くんだ・・・。
 




■ モントリオール到着

  いよいよ、初めてのカナダへ。
 私の飛行機は、真夜中近くにモントリオールに到着する予定だった。だから、出発直前に知り合ったケベコワ(ケベック人)のメル友が「空港まで迎えに行ってあげるわ」と言ってくれた時には丁重にお断りしたんだけど、何度も親切に言ってくれるので、ありがたくそのご厚意を受けることにする。

 空港へ着くと、以外に小さいモントリオールの空港は、荷物受け取りのターンテーブルのところから、迎えに来ている人たちが見える。「出口の右側で待ってるからね」と言ってたなあと思い出し、そちらを見ると、それらしき人はいるけれど・・・二人で来るって言ってたのに3人いるなあ・・・。向こうも、こっちを伺っている様子。でも、自信がなくて近づけずにいた。荷物も待たなきゃいけなかったし。
 ・・・もう一度そちらを見ると、一人がポスターを広げて持っている。・・・もしや、それは・・・!!そう、ブリュノのアルバム「D'autres Rives」のアルバムと同じ写真のポスター・・・!!!!キャーーーーー!!
 ブリュノのポスターなんて見るのは初めてである。まず、それに感激(笑)。そして、もちろん間違いなくメル友たちであることも確信して、笑いながら近づいていった。彼女たちも、私が「日本からやってきたファン」ということはすぐにわかって、にこやかに暖かく迎えてくれた。

 荷物を引き取り、駐車場に向かう途中、彼女たちはフラ語で話しかけてくれるけど・・・さ、さーーっぱりわからない・・・!(真っ青)。すると「英語のほうがいい?」と聞いてくれて、ほんとはフラ語の勉強のためにもフラ語で話したいけど、「会話」として成り立たないことが数分のうちにわかり(泣)、「英語・・・」と答える自分がいた(とはいえ、最近全く英語を勉強してないので、その英語も相当低レベル)。

 車の中でかかるのは、もーーちろん、ブリュノの曲!!きゃ〜〜〜♪私は自分の車ではもちろんブリュノの曲をかけているけど、他の車で聞けるなんて(うるうる)。

翌日まだ停まっていた搬入トラック
 私のホテルは会場となるノートルダム・バジリカのすぐ近くだったので、車はまずバジリカに寄ってくれた。ほとんど人気のない古い街角にたたずむ聖堂の前のもみの木は、ブルーのイルネーションがシックに輝き、バジリカの窓からは青い光が漏れ、みんなが「Blue...」「きれい」とつぶやく。こんなところでブリュノのコンサートを聞けるなんて。


 車はバジリカのわき道を曲がった。そしたら、運転手の彼女は間違えて、路上駐車している車の後ろにつけてしまった。その時、突然、「ブリュノ!」と誰かが叫んだ。何?何?わけがわからなかったけど、みんな口々に「ブリュノ!ブリュノ!」と叫んでいる。もう、大騒ぎ(笑)。どうやら、ブリュノの車が停まってたらしい。奥のほうには荷物搬入用らしきトラックもあった。この時間にリハーサルはないだろうけど、舞台設営とか確認とかのためにブリュノが来ていたんじゃないかな。
 でも、なんてみんなかわいいんだ・・・(笑)。

 いったんホテルへ向かった車は、ちょっと迷ってもう一度バジリカの前まで来てしまった。「ブリュノが歩いてるんじゃない?」と誰かが行って、みんなで笑った。なんだかとても楽しい。

 ホテルに着いて、自分の部屋から半分くらい、バジリカが見えた。はあ・・・とうとうここまで来たよ・・・。

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Bruno Pelletier Japan --- Bruno, Blue, Basilica 1