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    Starmania あらすじ (二幕)    

[Starmania 一幕]


 警察による厳戒態勢がひかれ、街は静かになった。

 客足が遠のいてしまったカフェで、Marie-Jeanne と Ziggy が世間話をしている。話題は Stella Spotelight のこと。

 Stella Spotelight、最後のセックスシンボルと呼ばれた女優。しかし彼女はいま、老いを(迎える)前に、そのストレスにストレスを重ねる生活に幕を引こうとしていた。(「Les adieux d'un sex symbol」)

 ある日彼女は花束と一通の電報を受け取る。差出人は Zero だった。Zero は若い頃のあこがれだった彼女に、自分の政治活動に協力してほしいというのだ。運命の流れを感じながら、Stella は自分の道を求め、この申し出にすがることにする。

 誘拐から一ヶ月がたってもいぜん Cristal の消息はつかめていなかった。「闇の星」もすっかりカフェに姿を見せなくなった。しかしMarie-Jeanne は、これは何かスキャンダルが起きる前の静けさにすぎないと思っていた。

 実は「闇の星」には大きな問題が起こっていた。
 闇の星のメンバーとして迎えられた Cristal は、自分が広告塔になり、メディアを有効に使って、「闇の星」の動きを展開することを提案していた。
 しかし参謀格の Sadia は Cristal が主導権を取ることが面白くない。「闇の星」は今や微妙なバランスの上にあった。
 Jonny が Cristal の肩を持つことに不満を漏らす Sadia 。だが Jonny は冷たく突き放す。「なら好きにするがいいさ。誰も止めやしねえ。」(「trio de la jalousie」「Besoin d'amour」)

 一方テレビでは Zero が Stella を従えて、政見放送に出演していた。だがいつもの政治スローガンをうたうだけで具体的な政策は示せない。むしろ Stella が代わりに宣伝を引き受けている感じである。
 突然、Jonny と Cristalの映像が割ってはいる。禁止された非常用衛星回線を使って「闇の星」がハッキングをかけたのだ。大混乱になるテレビ。いつものように Marie-Jeanne は冷ややかに見つめるのだった。(「Interview de Zero Janvier」)


 やがて3組のカップルはそれぞれの転機を迎えることになる。

 Zero と Stella は打算を多分に含みながらその親密さを増していく。政治パーティを前に Stella がへそを曲げ、なだめすかす Zero。あげくの果てに二人はエゴむき出しの痴話喧嘩を始める始末。(「Ego Trip」)

 Cristalを愛するようになってから躊躇を見せるようになったJonnyを Cristal は歯がゆく思う。Jonny は引き返せないところに Cristal を引き込むことにためらいをもっていたのだ。だが何処までも彼について行くという Cristal。
 お互いの愛を確かめ合い、失うものなどもう何もなくなった二人は Zero の権力の象徴「Tour doree」(注:直訳は「金の塔」。摩天楼の高層ビルのことだと思います)へのテロを計画する。(「Quand on n'a plus rien perdre」)

 そして Marie-Jeanne と Ziggyの二人にも転機が訪れる。
 ある日 久しぶりに Ziggy がカフェを訪れる。彼のことを思い待ちわびていた Marie-Jeanne は笑顔を見せるが、そんな彼女に Ziggy はもう二度とここにはこれなくなったと、別れを告げる。新しい Zero 主催のディスコ「Naziland」(この単語はナチスを意味してます)にDJとして雇われたのだ。
 しかしこの話を持ってきた人物を聞かされ、あまりの思いがけなさに Marie-Jeanne は驚き、訝る。そこで Ziggy は大統領選挙の裏に隠された驚くべき真実を彼女に語るのだった。

<以下 ネタばれ部分>
 この話を持ってきたのは実は Sadia であった。じつは彼女ははじめから Zero の二重エージェントとして、「闇の星」を動かしテロ活動を行い、そのテロ対策を訴える Zero が大統領選を有利に進められるよう動いていたのだ。
<以上 ネタばれ部分>

 お互いに心に通じるものを感じながらも、汚い現実に巻き込まれて、別の道を歩き出す二人。(「Duo d'adieu」「Nos Planetes se separent」)

 悲しみにくれる Marie-Jeanne。「愛し合って、憎しみ合って、でもやっぱり人はいつもこの世に独りぼっち」(「Les uns contre les autres」)


 運命の日がやってきた。大統領戦の結果が今日発表される。
 Zero は Stella との婚約を発表し、すべての市民が参加できる盛大なパーティが催される。場所は勿論「Tour doree」の最上階121階の「Naziland」。
 DJブースにはZiggy と Sadia の姿が見える。テロを目論む「闇の星」も招待客に紛れてすでに潜入していた。

 運命に巻き込まれた彼らはどんな結末を迎えるのだろうか?

<以下ネタばれ>

 TVから Zero 優位という大統領選速報が次々と報じられるなか、パーティは盛り上がりを見せていた。その裏で「闇の星」もまたテロの準備に着々と取りかかっていた。
 20時、大統領選の結果がついに発表される。「Zero Janvier オキシダンの新大統領!」

 人々の中心にいる Zero に Sadia がそっと耳打ちする。「闇の星」が今夜の招待客に紛れ、テロを行うつもりだと。警備は厳重でぬかりはないという Zero、しかし Sadia は「闇の星」のやり方を見通していた。
「奴らは爆弾を仕掛け、ここを爆破するつもりだよ」
「奴らを生かしてここから出すな」

 たちまち緊張に包まれる会場。非常態勢がしかれる。一方で「闇の星」はテロの時を迎えていた。(「Ce soir on danse au Naziland」)

 だがテロの代償は高くついた....このテロの中、Cristal が命を落としたのだ。
 Cristal を抱きしめる Johnny 。自分がかけがえのないものを無くしたことを Johnny は思い知らされる。(「SOS d'un terrien en detresse」)

 テロから辛くも逃れ、大統領として人臣を極める Zero。その傍らで大統領夫人の地位を手にする Stella。それは自分のスター人生に幕を引いた彼女が求めたもの...
 だが一方、彼女はどうしようもない虚無感を感じていた。
「鏡の前で 私は永遠の美しさを夢見た 今夜 鏡を見てみよう 人生は永遠なのか...」(「Le reve de Stella Spotlight」)

 アーティストになって自分の存在価値を叫びたかった Zero、永遠を求めた Stella、そして Ziggy、 Johnny、 Sadia、Marie-Jeanne、ここで生きた誰もが「救い」を求め、叫びながら、その運命に巻き込まれ、己の存在の意味を問い続けた。(「Sextet」)

 すべては終わった...

 Marie-Jeanne は、闇の中、太陽を求めて彷徨う。
 やがて...崩れ落ち...呟く。
「...世界は石になってしまった...」(「Le monde est Stone」)

[ Starmania あらすじ (一幕)]

 Bruno Pelletier Japan --- Starmania 2