[4] ベルシーにて 



■ 氷上の星々 & ブリュノ・ペルティエ

 さて翌日はベルシー総合体育館でのスケートショー「氷上の星々」。
 ショーが始まり、1・2部構成で、一部はコンペ形式、二部がGalaとアナウンス。ということは、ブリュノは二部のガラのほうに出るんだわ。

 会場はショートサイドの一方(つまり私の席からはま正面というか、反対側)が舞台のようになっていました。でも、そこだと顔がわからないくらい遠いのです。もしブリュノがあそこで歌ったら全然顔は見えないわ〜〜〜。お願いだから氷上のど真ん中で歌ってぇ〜〜〜。
 第一部も無事終了、休憩時間。舞台を見ていると、オーケストラ用の席が設けられてました。・・・ということは、ブリュノはあそこで歌うんだ〜〜〜。私たちの席はまったくの逆側。広いベルシーの会場、どまん前だけど遠すぎるぅ〜〜〜(号泣)。

 二部が始まり・・・はっ!あそこを歩いているのはブリュノ?
 私の周りはブリュノファンばかりだったので(笑)、「ブリュノ?」「ブリュノ!」と大騒ぎ。しかし、歌う曲はしっとりとした曲「Madeleineマドレーヌ」だとわかっていたので、あんまし騒ぐわけにはいかない曲だ・・・。
 ブリュノの曲に合わせて滑ったのはフランスの新星アンヌ・ソフィー・カルヴェス。時々彼女はブリュノのそばに来て、ブリュノがそのスケーターに手を差し出したりしてました。

 隣に座った友達はマドレーヌという、その曲と同じ名前。ブリュノが曲の中で何度も「マードレーヌ、マドレーヌ♪」と歌うのを聞いて、「マドレーヌっていう名前の人はいいなあ、私の名前をブリュノが歌の中で歌ってくれることは永遠にないもんなー」と思っていた矢先、彼女からメールをもらって、喜んで友達になったのでした(笑)。彼女の隣でこの曲を聞きたいと思っていて、それがかなったのに、緊張しすぎてそのことも認識できないでいました(不覚)。ちなみに、ブリュノの新譜の中では私はこの曲が一番好きなのです。
 ブリュノはとても素敵にMadeleineを歌い終えました。ブリュノの名前があらためて紹介されると、ここぞとばかりにブリュノの名前を叫び、ケベック旗を振る一群(笑)。ケベックで買った旗がベルシーで役立つとは思わなかったわ〜〜

 ブリュノが引っ込むと、どーーっと今までの疲れが・・・。これで見るのも終わりなんだわ、今回のブリュノ・・・。達成感+脱力感。一部の時と違ってすっかり大人しくなってしまった私。

 ブリュノは歌い終えると、他の歌手と同様そのまま退場し、舞台に出てくることはありませんでした。お疲れ様、ブリュノ。パリでのいろんな思い出をありがとう。



グエンとブリュノをつないだノートルダム・ド・パリ+桜

■ 旅の終わりに


 こうして、私の「おタクでおトクなセット旅行」は終わりました。
 帰りの便も当然直行便ではなく、成田経由でふらふらになって大阪の空港に戻ってくると、意外にも家族が迎えにきてくれてました。そんなことは初めて。

 家族の顔を見た瞬間、ほっとしたというより、不思議にもコンサートやショーを見た時の感動が同時に、そして2倍になって湧き上がりました。旅行中のたくさんの「嬉しい」が、ふわ〜っと体中を駆け抜けていきました。

 この時が今回の旅行で一番素敵な瞬間だったのかもしれません。

おわり(お疲れ様でした)

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パリで一緒に 4

Bruno Pelletier Japan